Luft Garten

現在進行形で、ささみゃーを見守り中。

オーバーオールの型紙が、教科書には載っていないので・・・

ドールをお迎えした後、お洋服を検索していて、オーバーオールを着ている子たちを見つけてはすごく可愛いな~♪と思っていました。いつかはうちの子たちにも着せてみたいな~と。はい、欲しけりゃ何とかします!

(自作ソファーの記事で画像をUPしていますが、Yシャツの後に作成しています)

オビツ11の型紙の教科書』にオーバーオールは載っていないので、ネットで公開されている型紙を探しました。ですが、上手くダウンロード出来なかったり、正確な型紙を写すのが億劫になって来て・・・。要するに、ズボンの前後に胸当てと背当て、肩紐を付ければいいのでは?・・・と考えたため、見切り発車します。

一番の問題は胸当てと肩紐をどう繋ぐか~ですが、縫い付けて飾りボタンをつけたり、針金を曲げて自作の金具を作っている方もいらっしゃいました。しかし、せっかく作るなら、費用がかさんでも市販の金具を使いたい ! ! 

金具の正式名称は、検索すると『肩紐用のバックル』と判明。メ○カリのハンドメイド・パーツの分類に、少量セットが売っていたのを見つけまして、その後、他のショッピングサイトでもいくつか見つけました。実店舗ではほぼ売ってはいないけど、ネットでなら意外と入手出来ます。

よ~く考えたら引っ掛けられる側の、『3㎜カシメ』は工具がないと打ち付けられないので、Am○zonで売っていたセット物、1,305円を購入することにしました。内容は、カシメ100個セット、打ち込む棒、台座、1㎜の穴あけポンチです。カシメはボタンや装飾にもなるし、穴あけポンチ1㎜は他でも色々と使えそうなので、セットに含まれていて丁度良かったです。

結局、肩紐用のバックルはy○hooショッピングのPbサイトで、8つで200円、ゴム台420円、他、紐330円などをまとめ買いしました。

 

 

カシメ打ちは、過去に巾着リュックを作った時に、直径1.5㎝くらいのを打ったことがありますが、均等に叩けずに何個か潰してしまいました。数が足りなくなって、また買って来た記憶が蘇っています。今回はパーツが小さすぎてやり難いだろうし、不良品がどれくらい入っているのかなと。多めに予備があれば個人的には安心です。

そうそう、ダ○ソーで、ゴムハンマー(大)を購入。邪魔になるかも・・・と小サイズと悩みましたが、後日、すのこ分解時に役立ちました。

布はジーンズを作ったデニム風生地を使用します。デザインは教科書のスラックスをベースにして、ダボっとした感じを出すために、裾幅と長さを5㎜拡げました。胸当ては現合で大きさを決めて・・・と。

後ろ身ごろのデザインは、YouTubeの『harukaneTV』様を参考にしています。最初から背当てと肩紐が一体になっているため、縫い付けなくていいのです。なるほど!思わず膝を打ちました。

背当ての縁にはミシンを掛けますが、肩紐の幅はボンドで処理します。長さは長めにしておいて、最後にカットすることに。本当は肩紐にもステッチを掛けたいのですが、2つ折りにした3㎜以下の布の端に、2本のステッチは無理・・・。

後ろポケットもそうですが、大きさが1㎠以下となり、ミシンで縫うにはちょっと自信が・・・。ボンドで縁を貼っていて、少々硬く厚みがあります。それでも今回はポケットを絶対に付けたかったので、別の方法を考えました。

裁断前の布にステッチの線を引いて、その上をミシン掛け。余白を付けて布を切り抜いて、縁を曲げてボンドで貼ったものを作成し、最後に本体に貼ります。この時に胸ポケットも作ったのですが、少々大きかったのでなしで・・・。

カシメ打ちは最後にすると、失敗して本体が台無しになる恐れがあるので、パーツの段階で実施。練習した時は上手く行ったのですが、本番ではプレッシャーに負け、2つ目が斜め打ちになりました・・・。毎度の事ですが、力の加減がよく分からないです。ちょっとづつ、慎重にやるしかないですね。

潰れたカシメは簡単に取り外せたので、布地はセーフでしたが、ポンチで簡単に開けた穴は、ジワジワと大きくなる気がして、どうなの?と思いつつ、ほつれ止めを塗っておきました。

胸当てはスラックスと共にミシンで縫っています。かなり厚くなったため、勢いよく行くと針が折れるかも・・・。手動で布送りして、何とかやり過ごしました。背当ては手縫いを回避して、着せて上下の位置を確認した後、スラックスのお尻の内側にボンドで貼りつけました。

最後に肩紐をバックルに通して、長さを調節してカット。折り返して、ボンドで固定します。バックルとカシメはしっかりとはまっているように見えますが、実際はすぐに外れてしまいます。穴と径がギリギリなので、カシメはきつめに打たずに、布とのスキマを少々儲けるようにすると、引っ掛けられてしっかりはまると思います。

裾を折り曲げるとより可愛いのですが、出来上がってから三つ折りするのは不可能です。せいぜい一つ折りですが、サイドの縫い代が目立ち、いまいち・・・。

市販品は一体どうなっているのか?と、メ○カリで画像を探したら、縫い代がなく布目の方向が、縦横と違っていました。最初から別布を裾に繋いであるのか、何やら特殊なことをしているようです。

そうと分かれば、折り曲げ部は着脱式にすることにしました。別布で輪を作り、上下に折り曲げてボンドで貼ります。そして足にセット。色々ありましたが、一応これで完成としました~。

 

【スラックスの幅を広げて、胸当てと背当てを付けたオーバーオール】折り返し部は・・・着せるとそれなりに見えます

 

後日、みゃーちゃんの分は、デザインを変えて半ズボンにしようと同様に作ったつもりが、半分くらい出来た所で何か変!と気付きました。縫い代分を間違え、股上の長さが5㎜長くなっていたのです(汗)。ここまで来て、嘘でしょ !? って感じです。トホホ・・・。

普通に半ズボンとして履けなくはなさそうですが、、多少幅を広げているのでずり落ちそう。腰回りが先細りしているので、Tシャツの裾が入るのかな?

・・・否、入りません!ドールにとっての5㎜は、人間で言うと60㎜。結構な誤差です(汗)。失敗を受け入れて、一からやり直しです。

 

【失敗作】転じて佐々木先輩の半ズボンへ。着せている途中でどうにも肩紐が邪魔になり、えーい!と取ってしまいました

 

【ローライズの半ズボン】履かせてみたら、俯瞰のせいか、ズボンが下がっているせいか、足が短く見えます(汗) やっぱり、ちょっと無理・・・。

 

話が脱線しました。みゃーちゃんのオーバーオールですが、半ズボンと言っても裾をどのくらいでカットするのかを試行錯誤しました。長いと普通だし、短すぎると幼いし・・・。少しずつカットして膝下に決定。

アレ?やり直したんだけど、何だか客観的に見ると、思ったよりも裾幅がキツいんじゃない・・・?伸ばし忘れたのかなと焦りました。もしそうなら、Tシャツがイン出来ないかも・・・と、恐る恐る着せてみたら、何とか入ったのでホッ。はい、こちらも完成です!

 

【みゃーちゃん専用】目の錯覚?ちょっと幅に余裕がないような・・・

 

【自作のオーバーオール2種】着丈が長いバージョン、短いバージョン。サイドステッチや社会の窓、胸ポケットなど、気力と相談して省略しました

 

2着とも、まぁまぁいい感じに出来たのですが、ダブダブをイメージしていたので、もっと裾幅を広げるべきだったのかな・・・?などと、考え始めたら止まらなくなり、今度は背当てとズボンが一体化したものを作ることにしました。

すでにネットでそれらしき型紙を見つけていたのですが、難しそうだったため目が拒否していまして・・・。他、人間の市販品に何かヒントを得ようと画像をたくさん見ていたところ、サイドポケットを外付けしたデザインを見つけ、いいね!と採用しました。

後ろ身ごろは、スラックスの型紙にフリーハンドで背当てを追加してハサミでカット。大きさがおかしくないか、ドールに合わせつつ作業を進めます。布をカットして、肩紐をボンドで形作った後、真ん中を最初に縫い合わせました。縫い代を割って背当てにひし形のステッチを掛けます。これ、本来は補強とかほつれ止めかな?

前側のスラックスの股を縫って、胸当てを縫い付けます。大きな前後のパーツを、中表で、サイド、裾、股下を縫って完成です。

 

【背当てが一体化のオーバーオール】まいう~!TVで見る人間用は、一体型が多い?

(着用画像は、よろしければ前回のYシャツ編をご覧ください)

 

今回のまとめですが、背当てをボンドで貼るくらいなら、最初から一体化型のデザインの方が合理的だと思いました。型紙に曲線があっただけで、実際に縫うのは、さほど難しくなかったです。工程上、サイドのステッチは掛けられなくなりますが・・・。幅をさらに広げた+後ろの腰回りの縫い代がない分、服をインしてもやや余裕がある気がしています。

セ○アの濃いデニム風布地から、ジーンズ、半ズボン、オーバーオール2着分を切り取って、だいたい使い切ったので、服地面積から言うと一着35円!ですが、金具、その他の道具類を計上したら・・・!? いやもう、なかなかのお値段になってしまいました~。